留学を決意した大学3年生のもやもや
「ファーストペンギンになることが、こんなにも孤独で、辛くて、悔しいなんて、想像していなかった。」
1年前、漠然と、留学したいと思っていた。
その時は、英語が話せるようになりたい、自分を変えたい、環境を変えたい、その気持ちが強かった。
でも、今は明確な理由がある。
「英語が話せるカウンセラーとして、災害時に行動できる人間になる。」
私は、声にならない思いを沢山こころに溜めては、次の日にはこの思いを忘れられるように眠った。でも、声にならない思いのなかには、忘れたくない思いも沢山あった。
亡き父との思い出、本当は話したかった言葉、伝えたかった思い。
トラウマ体験によって表出できなくなった声にならないあふれるほどの想いをもつ人たちのために、生きていきたい。
彼らとのかかわりの中で、私自身が押し殺してきた感情を取り戻すヒントを得たい。
特に、いつどこで起こるか分からない自然災害は、生まれ育った環境に関係なく、あなたにもトラウマ体験を負わせるリスクを持っている。
緊急時に、国籍、年齢、関係なく、全ての人を助けたい
本場の心理学と英語を学ぶために、
自分の感情を表出できるようになるために、留学をしたい。
実際に行動し始めると、現実は厳しかった。
限られた留学制度、前例のない事態。
担当者に現実的には厳しいと何度も返された度に涙がこぼれた。
大学が何のためにあるのか、私は、何のために大学に行くのか分からなくなった。
学生の自己実現のためにあるのではないのだろうか。
休学する分、卒業が伸びるけれど良いの?何度も言われた。
夢を追いかけるために卒業が延長されたらだめなのだろうか。わからない。
表向きだけを気にする大学が本当に本当に嫌いになった。(合格いただいたのにこんなことを…ごめんなさい。)
心底、誰にも、応援されてないと悲しくなった。
誰かに用意されたレールを生きること簡単で一見楽そうな方ではなく、本当に生きたい自分の人生を生きる。
だからいつでも孤独。孤独は友達。あきらめない。